himicoworker’s diary

Facebookにて投稿していました「お散歩で紐解く邪馬台国」をこちらで公開いたします。

卑弥呼さんが「魏志倭人伝」に「いいね!」しました(7)より

第7弾 紀州
翻訳:ちひろちゃん
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行き来について話すわ。
海を渡って中国に行く時は、いつもある一人に髪はぐちゃぐちゃのまま、シラミもとらんくて、服はアカまみれで汚いままやし、肉も食べれん、女性も近づけんくて、まるで喪中みたいにしやすんやって。
これを持衰というんやって。
もし航行が順調やったら、皆と同じ様に奴隷とご褒美の物をあげるらしいんや。
やけど、もし病人が出たり、暴風雨の被害に遭ったら、すぐ持衰を殺すんやって。
その持衰が禁止されてることを守らんかったからやと思うからなんやって。

倭では真珠とヒスイがとれるし、山には朱丹があるんやって。
木には、クスノキ・コナラ・タブノキ・ボケ・クヌギ・カシノキ・クワ・カエデがあるし、竹にはシノ・ヤタケ・カズラがあるんやって。
ショウガ・タチバナ・サンショウ・ミョウガがあるんやけど、美味しい味つけに使うものやと知らんかったみたい。
サル・キジもおるらしいんやってさ。

つづく
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三重県は、熊野の麓、まっすぐな海岸に野生のニワトリがたわむれ、お兄ちゃんが作ったピザ窯は焼却炉になり、お母さんは婦人会で大正琴をツンツラツン。
可愛がられて素直にすくすくと育ったいい子なんです。
文学部、合気道部、古美術研究会…四六時中いっしょに過ごしておりました。

実家に遊びに行った時には、日本昔ばなしで見たような「里山」の景色に驚きました。
大自然」とは違うのです。
人の暮らしと自然が共存しているような、懐かしい所。
そんな所で育った彼女は、さすが、花の名前や樹木、野菜など、私が知らないものをたくさん知っていました。

地下鉄に揺られ、地上30メートルの空中で、朝から晩までコンピュータとにらめっこの都会生活。
ときどき、あの穏やかな景色と、その巷で発生するオモロいエピソードたちを思い出しては、会いたくなります。
(なんだか恋文みたいになってしまった)

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